 |
Aさんは、事前に自分で収集した情報の中では、自分には破産しか取るべき方法がないと決心し、相談担当の弁護士に破産手続してもらうようお願いしました。
ところが、弁護士が、Aさんが当日用意した債権者一覧表(*・・弁護士会へ相談に行くと、相談開始前に、借入先、金額、取引開始時などを表に記載してもらっています)を見るなり、必ずしも破産しなくても借金問題は解決できるかもしれない、と言い始めました。
Aさんは、一体どういう事なのか、弁護士に聞いたところ、弁護士が言うには、Aさんのサラ金各社との取引開始日は、いずれも10年以上も前であるので、逆にサラ金から払い込んだ金を回収できるかもしれない、しばらく調査等するのでその結果が出るまで破産するか否かは保留しましょう、とのことでした。
Aさんは、そんなことがあるのかと思いつつ、その弁護士に依頼しました。
弁護士に依頼後は、サラ金各社からの取り立て等がなくなり、また毎月のサラ金各社への支払等もなくなったため、Aさんは、落ち着いた日々を送っていました。
数ヶ月後、Aさんのもとに弁護士から連絡がありました。
弁護士からの連絡を聞いたAさんは驚きました。
弁護士が言うには、サラ金各社から過払金を回収できたので、過払金をAさんに返還するというのです。
事態をのみ込めないAさんは、弁護士に尋ねました。
「では、私は、サラ金各社に一体いくら支払うことになったのですか。それから、破産手続はどうしたらよいのですか?」
すると、弁護士は、Aさんに静かに言いました。
「過払金はサラ金全社から回収できましたので、あなたが今後サラ金に払う必要は皆無です。逆にサラ金からお金をもらって本件は終わりになるんですよ。当然破産などする必要はありませんよ」。
サラ金各社への支払がなくなるだけでなく、過払金を返還してもらえるなど夢にも思っていなかったAさんは、弁護士会に相談に行って本当に良かったと思ったそうです。
Aさんの例のように、サラ金各社との取引履歴が長ければ長いほど、借金総額が減り、さらには過払の可能性が高まると言えます。
そのような方は、Aさんのように、一度、弁護士会の相談を受けてみてはいかがでしょうか。 |
|
|